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単身の作り置きレシピ4 コロコロ蒸し豚編

以前にテレビ番組で,麻婆豆腐に挽肉ではなくコロッとした豚肉が入っているシーンを見て心奪われ,作ってみたくなりました。

 

麻婆豆腐の調味料は市販の ”素” を使うとして,そのコロッとした大きめのさいころくらいの豚肉の作り方はわかりませんでしたので,勝手に想像して圧力鍋で蒸すことにしました。

 

その ”コロッとした蒸し豚” を作り置きできる冷凍レシピとして今回ご紹介することにしました。

 

ついでにこれを使って麻婆豆腐を作った様子も併せてご紹介です。

豚肉料理を冷蔵庫で保存したときに微妙に感じる "におい"も,蒸し豚を作ってすぐに密封して冷凍することで,あまり感じませんでした。

 

材料

◆豚バラ肉かたまり=約300グラムくらいのアメリカ産でした。

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 蒸したあとでサイコロ状に切りますので,なるべく各サイコロの肉質が脂身にかたよらないように赤身と脂身が交互にまんべんなく存在する三枚肉を選びました。

 

◆麻婆豆腐の素=お好みで市販のものをどうぞ。

 僕は辛さのレベルが徐々にエスカレートしてきました。

 

 最近よく使うのは

 ■”ヤマムロの成都陳麻婆 陳麻婆豆腐調料” ←とっても辛いです。

 ヤマムロの麻婆豆腐は紙箱に50グラムの ”素”(ソース)と花椒がそれぞれ4袋入っています。ひき肉などの具材は ”素” には入っていません。

 はじめて作ったときにはあまりに辛くてたべるのに覚悟がいりましたが,いまは慣れました。辛さは学習しますね。

 

 ■”新宿中村屋 本格四川 辛さ、ほとばしる麻婆豆腐” ←辛いです。

 ■”新宿中村屋 本格四川 コクと旨み、ひろがる麻婆豆腐” ←中辛です。

 新宿中村屋の麻婆豆腐にはレトルトパックの ”素” と花椒が1袋ずつ入っています。

 レトルトのソースのなかにはひき肉が入っていますし,すでにとろみも付いていますので水溶き片栗は不要です。

 

◆ねぎ=1/2本程度

 

◆豆腐=1丁

 

◆ごま油=香りづけにお好みでどうぞ。

 

◆水溶き片栗粉=ヤマムロ製の場合には最後のとろみ付けに50ccの水溶き片栗粉が必要です。

 

器具

◆圧力鍋

 豚肉を蒸すのに使いました。

 僕はWMF社製の2.5リットルを愛用しています。

 圧力鍋は単身者の味方です。時間のかかる煮込みもアッという間にできます。

 

◆パンチングボウル

 圧力鍋の中に置いて,豚のブロック肉に蒸気が効率よく当たるように受け皿として使いました。

 金属製のザルに似ていますが,網ではなくステンレスに丸い穴を無数に空けたボウルです。

 洗いやすく使い勝手がよいので重宝しています。

 僕の使っているものはノンブランドの直径16センチのものです。

 

◆包丁

 

◆まな板

 

◆菜箸

 以前に高知県西部の道の駅で買った竹製の極長の菜箸です。

 長さ40センチほどもあるので油跳ねで熱いおもいをすることも少なくなりました。

 

◆シリコン製のヘラ

 どこで買ったのか思い出せずにいましたが,無印良品であることが最近わかりました。

 

ジップロック フリーザーバッグ  Mサイズ

 45袋入りを買いました。

 今回はコロコロ蒸し豚を冷凍するのに使いました。

 

作り方

まずはコロコロ蒸し豚から・・・。

 

◆圧力鍋のなかに蒸気を発生させるための水を入れる。

 180cc程度にしました。

 少ないと空焚きになってもいけませんし,多いと豚肉が浸かってしまうので,およそこれくらいが適量です。

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◆圧力鍋のなかにパンチングボウルを置く。

 ボウルの底には足が付いていて,ボウルの底がベタっと着かない仕様になっています。

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◆パンチングボウルに豚ブロック肉を横たわらせる。

 このたびはちょうどボウルに収まる良い姿でした。

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 長いものならば半分に切っておくのが良いと思います。

 

◆圧力鍋の蓋をセットして中火(コンロの火の先端がなべ底に触れる程度)にかける。

 鍋に入れたコップ一杯の水が沸騰して蒸気が出るまでにそんなに時間はかかりません。数分です。下の写真は目盛り付きの円柱が上がっており圧力がかかった状態です。

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 圧力鍋は,鍋の中の水蒸気の圧力が高まるにつれて蒸気穴のなかにある球弁を吹き上げて容器を密閉し,一定の圧力に達するまで鍋の中の圧力を高めていきます。

 設定した圧力を超えると,安全弁の作用によって圧力が外に逃がされる構造になっていますので,蒸気が爆発的に噴き出すようなことはありません。

 圧力を適正に保つためには,パッキンを定期的に交換するなど,少しのメンテナンスが必要ではあります。

 十分に圧力がかかったことがわかれば,火加減を中火からごく弱火に変えて,今回は20分間その状態をキープしました。

 圧力鍋は大小やメカニズムがさまざまですので,使用されるときには付属の説明書を熟読のうえ安全にお使いください。

 

◆火を止めてからは,自然に圧力が下がるのを待って蓋を開けます。

 柔らかく仕上がってます。

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◆鍋から引き揚げてまな板に乗せ,コロコロの大きさに切り分ける。

 同時にジップロックフリーザーバッグに入れていきます。

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◆すべて入れ終わったら適当に空気を抜いてあら熱をとり,冷凍庫に入れる。

 このときなるだけ平らにして冷やし,そのまま冷凍庫に入れました。

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 以前に作った際に,無造作にどさっとバッグに入れて冷凍したところ,それぞれのコロコロが引っ付いてしまって小分けしにくかったためです。

 かたまりではなく板状になっていれば,手で折って好きな分量を取り出しやすいと考えたからです。

 ミンチ肉を冷凍する場合にも,平らにして箸などでカット用の溝をつくっておくのがよいと冷凍保存の指南書には書いてあります。

 

このあと,以前に冷凍してあったものを足して麻婆豆腐を作りました。

 

下の写真は材料(ネギのみじん切りとコロコロ蒸し豚)のイメージです。大事な豆腐を写し忘れました。

このときは ”ヤマムロの成都陳麻婆” のパッケージを写していますが気が変わって ”新宿中村屋 本格四川 コクと旨み、ひろがる麻婆豆腐” でつくりました。

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コロコロ蒸し豚を20個ほど鍋に入れてきつね色になるまで炒め,みじん切りのネギを加えてさらに炒めます。

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豆腐を切って入れ,レトルトのソースを入れてクツクツさせ,付属の花椒をふりかけて少し残しておいたネギのみじん切りを散らして完成です。

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新宿中村屋のレトルトソースにはひき肉が入っていますが,コロコロ蒸し豚が入ることでさらに豪華な感じになります。

 

蒸し豚をつくるときには全く味付けをしていません。

用途は麻婆豆腐に限らず,一人前チャーハンや即席めんの具材など少量の豚バラ肉が欲しいときに,冷凍しておけばわざわざ買いに行かなくてもよいのでお試しください。

 

後から味付けしてじわっとあめ色に炒めれば,メイラード反応で焼き豚風にすることもできるかもしれません。

今後やってみたいと思います。