単身の作り置きレシピ12 ぎょうざ皮の冷凍保存 前編
ぎょうざのタネを型枠で凍らせて1個ずつの分量のコロコロを60個作ったことは ”レシピ10” でお知らせしました。
でもそのタネは皮で包んでこその ”ぎょうざ” です。(当たり前をリキセツ…)
せっかくぎょうざ1個からでもオーダー可能になったのに,そのたびに皮を買いにスーパーまで走って行くのはいやです。
そのうえ,ぎょうざの皮は欲しい分量をバラ売りしてくれません。
そんなわけで,
◆ぎょうざの皮も1枚から取り出せる状態で冷凍しておきたい
という問題を解消するのが今回のテーマです。
これがうまくいったあかつきにようやく
「食べたくなったその時に何個からでも」
という喜ばしいことになります。
・・・で仕事帰りにスーパーのぎょうざの皮の棚へ直行しました。
ところで,冷凍のコロコロぎょうざのタネの回では,「その売り場でのぎょうざ皮は50枚入りが最小単位」と書きましたが,今回売り場の棚をよく見ると ”22枚入り" が存在しました。
一般的な3人くらいの家族で1食に食べきる量としてぎょうざ50個は多いんです…きっと。
ひとり16個前後の見当ですか?
お店で売られている1人前は7個くらいですもんね。
3人×7個+予備の1枚=22枚・・・世間一般ではこれが妥当な数量なんですね。
1食に25個でも物足りない僕には,なに言っているのかちょっとわからないレベルではありますが・・・。
僕は実際に売り場で棚にある袋を手に取って見ているのに,50枚入りしかないものと思い込んで買ってしまっています。
ぎょうざの日はぎょうざが主食だ…という自分本位の基準のバイアスがかかっていたのでしょう。
そんな失敗は昔からです。
僕のからだの1/3くらいはケアレスミスで出来ています。
機会があれば,なぜそんな安易な間違えをするのかについてもグリグリと考察のうえお知らせしたいと思います。
さて,材料です。
◆ぎょうざの皮=性懲りもなくまたもや50枚入りを購入しました。
皮を凍らせて1枚ずつ取り出せるようにしようという実験的な企画ですので,数量が多くても可能なことをご紹介できたらという想いでした。
失敗したときのリカバーの大変さと枚数は比例するような気がするのですが・・・。
◆クッキングシート(オーブンペーパー)=30㎝幅のものを使用しました。
器具
◆今回は器具を使わず手だけでできる作業でした。
作り方
◆まずは試しにクッキングシート(オーブンペーパー)を30㎝くらい繰り出して切る。
もともとのシートの幅は30㎝です。正方形に近くなるようにシートをまず1枚切り出しました。
◆ぎょうざの皮の袋から数枚取り出してシートに乗せてみる。
買ってきたぎょうざの皮は1枚の直径が10センチ未満の円形でした。
3行3列の合計9枚のぎょうざ皮がシート上に並ぶ計算ですが,念のための実測でした。結果は良好です。
ここまでは作業工程確認のための準備でしたので省略可です。
◆30×30㎝のシートを7枚切り出す。
ぎょうざの皮を縦横に9ペラ並べたシートを,ミルフィーユ(パイ生地を使ったお菓子です。重層になったパイの間にクリームが挟まれています)のように重ねていこうという計画です。
■9ペラ×(7‐1)スキマ=54ペラ
のぎょうざ皮が冷凍保存できる計算です。
◆7枚を重ね合わせて折り目をつけておく。
シートを目分量で切りましたので,しっかり同じ大きさではないのですが,重ね合わせるときになるだけ隅を合わせて折り目をつけておきました。
最終的にはフリーザーバッグの中に重層になったシートを折り曲げて入れて冷凍保存したいので,そのガイドラインとしてシートに折れ癖をつけたものです。
折り目の線は,〇×ゲーム(三目並べ)のマス目を書くときの線と同じ感じです。
タテタテヨコヨコですね。
◆シートの上にぎょうざの皮を並べてシートを被せ,そのシートにまた9枚並べて・・・を繰り返す。
7枚重ねのクッキングシートの各スキマに,それぞれ9ペラずつの皮が挟まれている状態になりました。
◆7枚重ねのシートを縦横ともにそれぞれ三つ折りにする。
三つ折りの方法はさまざまですが,目標は
■ぎょうざ皮がなるだけ平らな状態で冷凍されること
です。
今回は熟考せずにこんな風にしてしまいました。
◆折り曲げた重層シートをフリーザーバッグに入れ,空気を抜いて冷凍庫に入れる。
その後よく考えてみると,シート1枚ごとに縦横をそれぞれZ状に折り曲げれば,1枚のシートでスキマが8か所できます。
いわば3×3のミウラ折りです。
シート7枚ならば7×8=56ペラが収納可能になるうえ,各シートをさらに積み重ねることにすれば,シートとシートに挟まれるスキマはあと6ペラ分増えます。
全部のシートをミルフィーユ状に重ねて折り曲げるよりも,こっちの方があとあとの取り回しが断然良くなるでしょう。
シートは使いまわしする予定ですので,次回以降はそうしたいと思います。
後編では凍った皮を1枚ずつ取り出して,タネを上手に包むことができるかどうかがキモになります。
ご期待くださりませ。