単身の作り置きレシピ20 冷凍スープストックを使った牛肉オイスターソース煮込み
カレーがメニューにあるお店はたくさんあります。
レトルトカレーも驚くほど種類が豊富です。
大人しくて控えめなシチューごはん族は冷遇されていると思いませんか?
そんな世相に立ち向かうべく,自分で冷凍のスープストックを作ってみたことについては,このところ何度かお伝えしました。
嘘です。
特に何にも立ち向かってません。
カレーも好きですから。
あまりにも訪れる方が少ないので,少しくらい風呂敷を大きめに広げても大丈夫なような気がして・・・。
さて,僕がつくる冷凍スープストックは味付けをしていないベーシックなものですので,いろいろアレンジできます。
保存食として買っていた ”皿うどん用のパリパリ麺” の賞味期限がちかづいているのに気づき,これになにかトローッとしたものをかけてたべたいと思い,冷凍スープストックのアレンジレシピを考えつきました。
◆広東料理でおなじみの ”牛肉のオイスターソース煮込み” です。
とてもおいしく仕上がりました。
まずは完成形の写真から。
たべるときに ”ねりからし” をあしらうと,さらにグッといい感じでした。
さて材料です。
写真の左上に写っているのが冷凍スープストック,そこから時計回りに,冷凍白菜,砂糖,片栗粉,オイスターソース,醤油,パリパリ麺です。
◆冷凍スープストック=1袋
今回は牛すね肉で作ったスープストックを使いました。
計量してみるとフリーザーバッグを含めて372グラムでした。
◆冷凍白菜=322グラムでした。
洗って水気を切らずに冷凍保存したためにガチガチにモンスター化してしまっていたあの白菜のかたまりです。
今回はイタチベタイ格闘を避け,かたまりのままスープと一緒に溶けてもらいました。
Will you be back? Don't have to...
ターミネーターが溶鉱炉に沈んでいくときの事を思い出したので,google翻訳の助力を得てアレンジしてみました。
野菜は水気を十分に取り去ってから冷凍しましょう。
◆醤油=大さじ2杯程度です。
キッコーマンの減塩醤油を使っています。
◆オイスターソース=大さじ1杯程度です。
◆砂糖=小さじ2杯くらいです。
◆紹興酒=少量
星の腕の部分1カケラをもぎ取って使いました。
いずれも広東料理風になるかもしれないと思って深く考えずに入れてみたものです。
狙いどおりそれらしい香りになります。八角のカケラは取り出してから食べました。
◆水溶きかたくり粉=小さじ2杯くらいのかたくり粉を同量の水で溶いたものです。
器具
◆両手鍋=容量1.2リットル程度のものを使いました。
このあとターミネーター級に硬い白菜のかたまりを入れるので,いつもの片手鍋より一回り大きいものです。
◆浅めのスープ皿=盛り付けに使いました。
今回もまぜる,すくうなど,ほぼこれ1本で足ります。
作り方
◆冷凍スープストックを少し解凍し,両手鍋に入れる。
フリーザーバッグのまま電子レンジ600wで2分加熱し,両手鍋に移しました。
鍋のなかはまだほとんど凍った状態のスープです。
◆弱火で溶かしていき,スープが液体がちになれば中火にして温める。
このくらい溶けてから中火にしました。
はじめから強い火だと溶ける速度に追い付かずに鍋が過熱します。
◆冷凍白菜を入れてスープに溶かす。
かたまりをドーンです。
広東料理の牛バラ肉煮込みだと,付け合せの野菜はゆでたチンゲン菜のイメージですが,クタッとなった白菜も良い味を出しました。
◆味付けの調味料として,醤油大さじ2杯,オイスターソース大さじ1杯,砂糖小さじ2杯をいれる。
決まりは全くありませんので,2を1に,1を2になど,お好みの味をご探究ください。
◆パリパリ麺を皿に入れてスタンバイしておく。
原型の麺に少し手の力をかけて崩し,真ん中に煮込んだスープを乗せやすくしました。
◆過熱しながら水溶きかたくり粉を溶き入れて,トローッとなったら麺にかけて堂々の完成です。
完成形をもう一度。
自画自賛は嫌われると知りながらも,あえておいしかったと言いたい。
そのうえ,調理時間は約20分です。
20分で香港に行くことができますか?
いや,ちょっと待って,せっかく来たんですから帰らないで。
言いすぎました。そこそこです。
世間一般レベルならきっとそこそこの味です。
僕にとっては画期的で抜群の味だったんですが・・・。
半分は夕飯でパリパリ麺にかけてねりからしを少し添えて食べ,残りは翌朝ごはんとともに食べました。
とても満足です。
冷凍スープストックのバリエーションはなかなか多彩です。
いまはたっぷり在庫がありますので,なんとなく安心な感じです。