2019-01-14から1日間の記事一覧
《愚見数則》勝手に現代文 夏目漱石(夏目金之助)が愛媛県尋常中学校の英語教員として赴任していた満28歳のときに, 同校の校友会誌 ”保恵会雑誌”(第47号:明治28年11月25日/明治26年創刊)に発表した文章である ”愚見数則” を勝手に現代文に置き換えてみ…
《愚見数則》 夏目漱石(夏目金之助)が愛媛県尋常中学校の英語教員として赴任していた満28歳のときに, 同校の校友会誌 ”保恵会雑誌”(第47号:明治28年11月25日/明治26年創刊)に発表したものです。 理事来(きた)つて何か論説を書けと云ふ、余此頃脳中払…
愚見数則の第18回,とうとう最終回です。 原文 右の条々(おちおち)、たゞ思ひ出(いづ)る儘(まま)に書きつく、長く書けば際限なき故(ゆえ)略(りゃく)す、必ずしも諸君に一読(いちどく)せよとは言はず、況(いわん)や拳々服膺(けんけんふくよう…