単身の作り置きレシピ13 ぎょうざ皮の冷凍保存 後編
このたびようやく
■”凍らせたぎょうざのタネ”
につづいて
■"凍らせたぎょうざの皮"
がスタンバイ状態になりました。
これでいつでも,そして何個からでもオーダーできます。
自分で包んで焼くんですけどね。
さっそく材料です。
◆凍らせたぎょうざのタネ,名付けて ”冷凍コロコロぎょうざのタネ”
今回は前回よりもさらにわがままをグレードアップさせて,なんと5コロというとてもおさまりの悪い数です。
お店でそんな数をオーダーでき・・・もういいですね。
はたして皮を5ペラだけなんてとりだせるのかぁ,解凍はどうするんだぁ,うまく包むことができるのかぁ,いったいどうなんだぁ・・・。
それが今回最も気になる点です。
◆油
フライパンに引く少量の油です。
◆水
150㏄ほどを蒸し焼きにするのに必要です。皮を包むときにも少量の水を使います。
◆ポン酢とラー油
ぎょうざのタレ代わりです。
器具
◆フライパン=テフロン加工のものを使っています。
◆フライ返し=シリコーン製の長めのものを使っています。
◆深めの器=ぎょうざのタネを解凍するのに使いました。
◆大皿=ぎょうざの皮を解凍するのに使いました。
作り方
◆冷凍庫からコロコロのぎょうざのタネを取りだして器に5コロ入れる。
◆冷凍庫からぎょうざの皮を取り出し,大皿のうえに重ならないように並べる。
これが今回の山場です。
折りたたんでいたクッキングシートのスキマからコチコチになった皮を割れないように取りだしました。
下はおそるおそるフリーザーバッグからクッキングシートで包まれた皮を取りだしたところです。
おっ,5ペラの取り出しは案外簡単です。好スタートです。
どこにも引っ付いていませんし,あまり神経質にならなくても割れることもありませんでした。
皮は冷たい状態ですから常温では結露します。
お互いがひっつかないように並べました。
並べた直後からすでに皮の周囲5㎜ほど色が変わって解凍が進み始めています。
◆タネを解凍する。
器に入れた5コロを600ワットで30秒くらい加熱しました。
指で押さえてカタチが変わる程度に柔らかくなっていれば十分です。
◆皮の様子を観察する。
大皿のうえに乗せておいた皮は,室温と皿の温度によってみるみる解凍されていきました。
タネの解凍が終わったころには,ほぼ包むことができるほどの柔らかさにまで自然解凍されていました。
◆手のひらにぎょうざの皮とタネを乗せて包む。
手のうえの皮に体温を加えて解凍を加速させながらタネも乗せて,様子をみながら包みました。
ここまで思ったよりうまく行っているので気をよくして調子に乗っていたら,ひだを付けて閉じるときに皮が少し割れました。
包むときに皮の外周に塗る水を,少し多めにして湿らせておけば割れることはないと思います。
できたよぉ。5個。わがまま言い放題。自分で受け止めるんですけどね。
◆フライパンにうすく油を引いて,中火にかけて,ぎょうざを並べて焼く。
ここからは以前にもご紹介したぎょうざの焼き方です。
代わり映えしませんが再掲です。
◆水150㏄ほどをフライパンに入れて蓋をする。
量が毎回変わって恐縮です。実に適当です。
余り少ないと蒸せませんのでご注意ください。
◆水(お湯)がほとんど蒸発し,音がパチパチというような乾いた音に変わってきたころを見計らって蓋を外す。
◆さらにピチピチというような音に代わり,フライパンに焦げっぽい膜が出はじめたら,フライ返しでぎょうざをフライパンから剥がしてでき上がり。
今回は箸を使って皿に盛りつけてみました。
そんなわけで1個ずつが離れ気味です。
少しよそよそしい感じです。
やはりぎょうざは5個じゃ収まりが悪いです。次回はもう少し多めに。
というわけで,
”タネと皮を分けて冷凍保存する”
さらに
”両方を同時に解凍して手間なくサクッと調理する”
という僕にとっての大プロジェクトを,ほぼ成功のうちに終えることができました。
当日の夕飯は,写真のとおり,ぎょうざ5個に加えて
◆コロコロ蒸し豚入り白菜ネギ炒めあんかけ
でした。
食材はすべて冷凍保存していたものを使いました。
おっと,そいつのレシピは次回以降で。
2品完成までの時間は,材料を冷凍庫から出して並べたり写真撮ったりなんかを含めても,なんとおどろきの40分でした。
ウルトラマンに換算すると13人ぶんくらいですか。