単身の作り置きレシピ14 コロコロ蒸し豚と冷凍野菜の炒めあんかけ編
いくらなんでも夕飯が ”ぎょうざ5個だけ” では寂しいのでもう一皿
”オール冷凍保存の野菜・豚肉” を使った炒めもの
を作りました。
今回はそのレシピです。
とはいえ,ただ炒めて味付けしてカタクリでテカっとさせるだけなんですが・・・。
今回は先に完成形からご披露いたします。
白菜やネギを長い期間を野菜庫で修業させると,乾燥してシワができたり正体不明の斑点ができたりします。
一度に使い切れないときには,
◆すぐ調理できるように切ってからフリーザーバッグで保存するのが良い
と聞き,このところ ”ねぎ” と ”白菜” で実践していました。
《レシピの前に野菜の冷凍方法について一点だけご注意を申します。》
◆野菜を切って冷凍保存するにあたっては,水気のついていない状態にしておきましょう。
調理にすぐ使えるように,冷凍する前には一度水洗いいたします。
そのとき野菜に着いた水滴は良く振りきって乾かすか,またはペーパーなどで拭き取っておくことを強くお勧めします。
水滴がついたまま凍らせると,”岩のように固いギザギザのかたまり” と格闘するはめになります。
今回僕は白菜と戦いました。
そんな凶暴なヤツに育ててしまった責任は僕にあります。
少々の水気なら…とちょっとあなどってました。
流血には至らなかったものの,右手の指を相当に攻撃されました。
ひるまず更生を促しましたが,氷解するには時間が足りず,かたくななところに強引な力をかけたために一部ボロボロになってしまいました。
料理に使うならきれいな姿のままサクッと取りだせるほうがよいですもんね。
冷凍すると細胞がこわれるからでしょうか,生野菜より熱の通りが早い感じです。
時短には好都合です。
さて材料です。
今回の食材,上から時計回りに,コロコロ蒸し豚,白菜,ネギです。
◆コロコロ蒸し豚=ブロックの豚バラ肉を蒸してコロコロ状に切って冷凍しています。
それをフリーザーバッグから6コロ取りだして使いました。
◆ねぎ=切って冷凍保存してありました。
7個ほど使いました。
◆白菜=同じく。
一つかみくらいです。
凍らせる前に面倒でもひと手間を…。
◆調味料=創味シャンタンを小さじ1杯程度使いました。
◆水=水溶きかたくり粉を入れる前に野菜炒めから水分が蒸発していたので水気を足しました。100㏄くらいです。
◆ごま油=水溶きかたくり粉を入れる前に,香りづけに少量入れました。
◆水溶きかたくり粉=小さじ1杯のかたくり粉を同量の水で溶かしました。
器具
◆フライパン=テフロン加工したものを使用しています。
ぎょうざを焼いたあとのフライパンを洗いもせずに使ってやりましたぜ。
◆シリコーン調理スプーン 長さ26㎝
久しぶりの登場です。
相変わらずの働きぶりです。
炒める,和える,盛り付ける,に使いました。
作り方
◆冷凍庫から豚コロと白菜とネギを取りだす。
◆豚コロをフライパンに入れて薄っすら色づく程度に炒める。
脂身が多いので油は引きませんでした。
ぎょうざを焼いたあとにそのまま入れたので,メラノイジンがほどよく付着した感じです。
◆白菜とネギをフライパンに入れる。
◆調味料を入れて混ぜ合わせながら炒める。
案外早くしんなりしました。
写真中央が創味シャンタンのかたまりです。
小さじ1杯くらいの量です
◆水を入れる。
炒めはじめると白菜とネギから水気がでますが,すぐに蒸発してしまったので水100㏄ほどを足しました。
◆ゴマ油を少量入れる。
香りづけだけですので少量です。強いていえば10滴。
ただ炒めただけぇ,に少し加えるだけでうんとチャイニーズ感がアップします。
気持ちの部分にもおおいに作用します。
◆水溶きかたくり粉を入れて和える。
こいつもごま油と同じく,入れなくても野菜炒めとしては成立するのですが,トロッとテラッとした景色になりますので,料理したという実感が倍増します。
野菜炒めの水気が少なかったり,水溶きかたくり粉が多かったりすると,かたくり粉だけが固まってしまいます。今回はかたくり多めでダマができがちでした。
完成です。
その日作った完全冷凍から包んで焼いたぎょうざ5個,トマトとともに食卓へ。
とてもチャイニーズな均質感でした。
所要時間は前回も自慢しましたが,おどろきの40分です。