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単身の作り置きレシピ10 冷凍コロコロのぎょうざのタネ編

今回は

ぎょうざのタネを型枠にはめて冷凍コロコロにしてみよう

という企画です。

 

そんなコロコロのタネが冷凍庫に常備してあれば,ぎょうざが食べたいと感じるやいなや,たとえそれが 「1個だけでいいんだけどなぁ」 などというあり得ないワガママだったとしても,たちどころにかなえられるという夢のようなことになりはしないでしょうか。

 

包んでから冷凍すればいいじゃないか・・・というご意見もあろうかと。

うーん,何事も工夫次第でできるかもしれません。

しかし,タネには水分が多量に含まれています。

市販の冷凍ぎょうざもお隣のぎょうざと結着すると焼くときに始末が悪いので1個1部屋に分けているくらいですから。

 

今回のコロコロの利点は,皮で包んでいない半成品なのでお鍋に団子として,パン粉をまぶしてあげてミンチカツに,何個か解凍すればチャーハンの具材などにも使えるかもしれません。

 

それに加えて今回のトピックはもうひとつ。

 

ぎょうざを食べたくなると,まず頭に浮かぶのが

”ひたすら野菜を切りきざむ光景”

です。

 

まな板で野菜を刻むのには時間がかかるうえ,たいていは周辺の後始末も大変です。

 

ところが・・・です。

先日ご紹介した ”日清 千切りカットキャベツで美味しいお好み焼粉” をつかったお好み焼きを作りながら,「ぎょうざのタネにもカット野菜がつかえるんじゃないのかぁ」 と思いついたのでした。

 

日清製粉の開発担当者の方の発想にインスパイアされてスピンオフが生じたわけです。

 

これまでぎょうざに入れる野菜は ”白菜+ニラ派” だったのですが,今回のレシピが成功したのでいとも簡単に ”キャベツ+ニラ派” に寝返りました。

実際に食べてみたところもとてもおいしく,白菜へのこだわりはいとも簡単に消え去った次第です。

 

 

 

というわけで今回は題して,(そのままじゃんというベタなオチをご期待ですね?承知しました!)

◆カット野菜で作る冷凍コロコロのぎょうざのタネ

です。

 

いきなりですがここで少し残念なお知らせです。

遠足のおやつにバナナが含まれないように,ニラはカット野菜に含まれません。

別に買ってきてみじん切りにする必要があります。

ニラと同様にアリシン(硫化アリル)が含まれる ”たまねぎ” のスライスはカット野菜として売られていますので,どうしても切り刻むのがいやなときはそれもありかもしれません。

 

加えて,お好み焼きのようにカットキャベツをそのままドーンではなく,これも包丁で少し小さくしました。

カットではあってもミジンではなかったので袋から取り出して包丁でもう一度ザクザクしたという・・・。

 

今回のレシピは時短とはいえ調理自体に1時間程度,凍らせるのに数時間かかります。

未来の豊かな食生活を斜め右上45度方向に見つめながら,微笑みを絶やさず調理いたしました。

あぶなくはないです。あくまでも前向きなイメージを提供するための脚色です。

 

実際に食べる段までの途上においては,越えるべきハードルもありましたが,結果として大満足する出来上がりになったことを先んじてお知らせしておきまする。

 

 さて材料です。

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◆カットキャベツ=2袋

 今回のキャベツは1袋の容量が160グラムでしたので総量は320グラムです。

 原産地にこだわる方は是非袋の表示をよくご確認ください。

 今回購入時には全くノーアイデアで確認することさえしていませんでしたが。

 

◆ニラ=1束

 根本部分の太さが親指と人差し指で輪を作ったくらいの束で,長さも標準的でした。

 

◆豚ひき肉=約250グラムくらい

 売られている量はさまざまなので,ざっと200~300グラムくらいの範囲にあればよいかと思います。

 

◆味付け調味料=創味シャンタンを大さじ1杯ほど入れました。

 

◆炒めたまねぎペースト=今回もメラノイジン効果を狙って1袋入れました。

 

◆おろししょうが=上の写真にはありませんが,作るときに小指大ほどの量を入れました。チューブ入りのものです。

 

◆ごま油=これも写真にはありません。タネを混ぜあわせるときに小さじ1杯程度を入れました。

 

◆えのき氷=2個(90グラムくらい)

 健康増進効果を狙って今回も入れてみます。

 写真では左上の白い容器です。この凍ったキューブ状のものを解凍して使いました。

 

◆ぎょうざの皮=50枚入りが最小単位でしたのでそれを買いました。

 冷凍コロコロにする分を取り分けた残りを当日包むために買ったのですが,残りのタネで作ることができたのは25個でしたから,皮は半分ほど余りました。

 余ったぎょうざの皮を使ったレシピの紹介は料理専門サイトで1,000件を超えていました。

 現時点ではうどん風に切ってたべる方向性をもって調整中です。

 

◆炒め油

 冷凍していない残りのタネを当日包んで焼くのに少量つかいました。

 

器具

◆鍋

 材料を混ぜ合わせるボウルの代わりに使いました。3リットル弱の容量です。

 僕の持っているボウルは小さいので,今回の材料を混ぜ合わせるには足りません。

 

◆包丁

 

◆まな板

 

シリコーン調理スプーン 長さ約26cm

 今回も混ぜる,こねる,取り分けるなど大活躍です。

 

◆金属製のスプーン

 味付け調味料の取り出しやタネを型枠上で整列させるときなどに使いました。

 

シリコーン製フライ返し

 どこで買ったか忘れてしまいましたが,シリコーン製なのでフライパンの縁から表面に沿って差し入れるとうまくしなりながら中心付近まで届きます。少し長めなのも気に入っています。

 

シリコーン製のチョコレート用型枠(チョコモールド)

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 この型枠にぎょうざのタネを詰めて冷凍してコロコロをつくりました。

 100円均一ショップで5枚購入しました。

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 1枚で12コロですから,60コロの冷凍ぎょうざタネができます。

 本来の用途はチョコレートを流し込んでネコちゃんのかたちにするものでした。

 ネコちゃんモールドを作った方も、まさかぎょうざのタネを詰められるとは思ってもみなかったでしょう。

 ぎょうざ1個のタネの量として最適でした。

 

フリーザーバッグ

 型枠から取り外した冷凍コロコロぎょうざタネを,さらに冷凍で保存するのにジップロック製のフリーザーバッグMサイズを2袋使用しました。

 

◆フライパン

 当日食べる分のぎょうざを焼くのに使いました。

 

 作り方

◆ニラをきざむ

 1束をすべてみじん切りにしました。 

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◆カット野菜をきざむ

 型枠でコロコロに整形するときにキャベツが長いと分けにくいだろうかと思い,袋からまな板のうえに取りだして縦横ともに1㎝程度の間隔で押し切りにしました。

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◆炒めたまねぎペーストを絞り出す。

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◆味付け調味料大さじ1杯程度と解凍したえのき氷2個を入れて混ぜ合わせる。 

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 上の写真のとおり,味付け調味料の量は金属製のスプーンの上にすくったくらいでした。

 

 野菜と調味料を混ぜるとこんな感じです。

 材料をすべて混ぜると野菜が飛び散りがちなので,ミンチを入れる前に野菜を混ぜ合わせてしんなりさせました。

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◆豚ミンチ250グラムを入れて混ぜ合わせ,おろししょうがとごま油を適量いれてこねる。

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 下の写真のスプーン上にあるのが,おろししょうがとごま油です。

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 僕はにんにくを入れませんでしたが,しょうがとおなじくらいの量を入れるとぎょうざらしい風味になると思います。

 全部混ぜてこねて粘りが少し出たらこんな感じです。

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◆型枠にぎょうざのタネを詰める。

 型枠はよく洗ってから使いました。

 型枠に水を入れて計量したところ凹んだ部分は60㏄程度でした。

 目分量でそれくらいの量のタネを型枠の中心付近に乗せ,金属製のスプーンでまんべんなく延ばしていって,最期にそれぞれの凹み部分が独立するようにスプーンで細工しました。

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 5枚の型枠をすべて作り終えて,あと2枚分ほどのタネが残りましたので,すべてを一度にコロコロにするならば型枠は7枚ほど必要でしょう。

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◆タネの入った型枠を冷凍する。

 今回は5枚だったのですべての型枠を冷凍庫内でぎりぎり平置きにできました。

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 およそ2時間程度で固まり始めます。

 僕は翌日まで放置して凍らせました。

 

◆冷凍してカチカチになったタネを型枠から外してフリーザーバッグに詰め替えて保存する。

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 カチカチの度合いは写真ではわかりにくいですね。

 2枚分を外してフリーザーバッグに入れるとこんな感じです。

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 全量の60コロをフリーザーバッグに入れて,冷凍庫で出番を待ってもらいます。

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以上がコロコロぎょうざタネの作り方の全容であります。

 

相当に長くなったので

 ■冷凍したコロコロぎょうざタネを皮に包んで焼いて食べる

 ■その日に凍らせなかったタネを焼いて食べる

という過程は次回ご紹介することにいたします。

 

先んじて1点だけご注進申し上げまする。

コロコロがカチカチに凍ったままだと,かたちがコロコロ過ぎて一般的な大きさのぎょうざの皮では包むことができませんでした。

◆翌日の昼食に6コロほど包んで食べようとしたところでは,電子レンジ(500~600w)に30~40秒くらいかけて,コロコロを指で押して変形するくらいまで解凍してから皮に包む必要がありました。

ここでの電子レンジ調理は火をとおすためでないので,まだシャリシャリ状であってもタネを指で押して変形する程度に解凍できていればOKです。

一度に熱を加えてアッチアチになってしまわぬよう,加熱を何度かにわけてゆるゆる解凍するのがおすすめです。

 

では次回の実食編をお楽しみに。