ジタバタのかなた

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単身の作り置きレシピ16 冷凍スープストックを使ったクリームシチュー

僕はクリームシチューが好物なのですが,いちから作るには手間がかかります。

少しだけたべたいというような利己的な要求にもなじまない料理です。

 

そこで・・・。

味をつけない状態の ”冷凍スープストック” を多めにつくってフリーザーバッグで保存しておけば,気が変わってカレーがたべたいときはもちろん,ほかの何かにも使えるかもしれまないと思い立ったというわけです。

 

今回は,それを使って実際にシチューを作る様子のご紹介です。

前回 ”さばサンド” の左隣の器に入れていたシチューです。

炒めたまねぎペーストを入れましたので,少しクリームシチューの白っぽい色にはなっていませんが,十分クリーミーでコクのある仕上がりでした。

 

写真を再掲します。

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”さばのサンドイッチ” を作るかたわらで鍋にかけるだけでしたので,サンドイッチを含めても

調理時間約15分

という時短っぷりです。

 

いつもクリームシチューを作るときには市販のルウを使います。

ルウから手作りの経験も技術もありません。

ただ,やっかいなことに味の好みは大いにあるのでルウにもこだわりがあり,これまでにいろんな市販品を試してみました。

 

今回は,そんな遍歴のすえに,最近ようやく巡り合った僕の好みのルウも合わせてご紹介したかったのです。

 

材料

◆冷凍スープストック=1袋

 フリーザーバッグ1袋に400㏄弱ですのでスープ皿に2食分あります。

 写真はまだカチコチの状態です。

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◆市販のシチュールウ=嵯峨野匠庵クリームシチュー

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 これがご紹介したかったルウです。

 味のこのみは人それぞれでしょうが,いまのところ僕のなかではこのルウがランキング1位です。1箱に140グラムのルウが入っています。

 容器の底部についている凹み線に沿って手で割って,今回は1片を鍋に入れました。 

 

 原材料は小麦粉,食用油脂(牛脂),チキンエキス,脱脂粉乳,チキンエキスパウダー,砂糖,酵母エキス,食塩,オニオンパウダー,ガーリックパウダーと箱に表示されています。

 原材料を他のルウと比較すると,とてもシンプルであることがわかります。

 

 にもかかわらず,舌の奥のほうの両側付近に訴えかけるコクがあります。

  きっと自分でルウから作るとシンプルなものしか入れられないので,これほど洗練されないにしても,これに近い味になるのだと思います。

 

 特に僕は原材料に ”植物性油脂” よりも ”動物性油脂” が入っているほうが好みの味でした。

 

 ヴィーガンでもベジタリアンでもありませんので,植物由来の食材にこだわる義理は僕には全くありません。

 食品材料のいたるところで植物性油脂が使われ,健康面での効用を主張している宣伝文句にはおおいに懐疑的です。

 

器具

◆片手鍋=容量800㏄ほどのものです。

 電子レンジでフリーザーバッグごと少し解凍したあと,片手鍋に移して加熱しています。

 

シリコーン調理スプーン 長さ約26㎝=無印良品製です。

 今回も混ぜる,すくうなどに便利に使いました。ヘビロテです。

 これがあんまり便利なので,先日無印良品で小型のスパチュラも購入しました。早く何かに使いたい。

 

 買ってきた調理器具を使って見るのがたのしみ・・・だとぉ?

 自分でもそんな心境になったことにおどろきです。

 孤独も捨てたものぢゃあないです。

 些細な楽しみを増幅できるようになったような気がします。

 

 自分ひとりの食卓だと,作ったものを雑に置いてガシガシ胃袋に入れておしまいのところを,ブログでどなたかが見てくださるかもしれぬと思えば,きれいに並べてみたりもいたします。

 1人の食事もそんな手続きを踏めば有意義で楽しいものになることを再発見しました。

 ごらんくださっている方に感謝します。(いまのところごくレアな方たちですが・・・)

 マズローの五段階で言えば,”社会的欲求” や ”承認の欲求” が満たされることによる多幸感というような作用なのかもしれません。

 

作り方

◆スープストックの入ったフリーザーバッグを冷凍庫から取り出し,電子レンジに入れて600Wで2分ほど加熱する。

 もしもバッグに穴が開いていたらと気になる方は皿で受けて加熱してください。

 僕はズボラなのでバッグのままです。

  アッチアチになるまで電子レンジで加熱するのではなく,バッグのなかみの凍ったかたまりが少し溶けてとりだせる程度になれば鍋に移して加熱していきます。

 

 熱くなったバッグから鍋にスープを移す作業にもいろいろ面倒がありそうですので,知らないうちにリスクコントロールしていたのかもしれません。

  

フリーザーバッグから凍ったかたまりとともにスープストックを鍋に移して弱火にかける。

 鍋に移した直後の様子です。

 まだ大半が凍ったままです。

 はじめは弱火で鍋をあたためて氷のかたまりを鍋のなかに収めました。

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 液体がちになったら中火(鍋底に炎の先端が触れる程度)に火力を上げて温めていきます。

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◆シチュールウを割り入れて混ぜる。

 今回は1片を入れました。およそ3×4×1㎝くらいのかたまりでした。

 写真の上部に写っているのがルウです。

 お好みでもう少し多めに入れてもよいかもしれません。

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 良く混ぜてトローッとなれば完成です。

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作った直後に1食分をさばサンドと一緒にたべて,翌朝温めなおした残りの1食分をシチューご飯にしてたべました。

 

満足です。

 

ただしかーし・・・。

スープストックの在庫はどうやら食べると減ります。当たり前です。

保存が2袋を下回ると少し気になります。

新たな作り置きを早く作って安心したくなります。

 

小動物があわただしく木の実を貯蔵する気分と似ているかもしれません。

単なる心配性のおっさんがなに小動物に寄せていってんだよぉぉとのご批判もあるかと。

あぶなくはないです。

たべていくうえでの準備は,生きとし生けるものみな同じと言いたかっただけです。

 

さて,以前はすね肉を使ったスープストックをご紹介しましたところ,今後カレーシチュー用の肉を使ったものを作る予定です。

基本的な作り方は同じですが,出来上がってから上澄みの油分を減らす作業などもご紹介し,以前のものより少し経過の状況写真を多めにしてみたいとも思っております。