単身の作り置きレシピ17 冷凍カキのお好み焼き
先日の日清製粉の
◆日清 千切りカットキャベツで美味しいお好み焼き
を使ってコロコロ蒸し豚入りお好み焼きを作ってから,すっかり ”粉ものファン” になってしまいました。
今回再挑戦するのは ”カキ入りのお好み焼き” ・・・そう通称 ”カキおこ” です。
そのうえトッピングに ”豚こま” というゴージャスさです。
なぜ唐突にカキ?
話せば長いことながら・・・
朝ごはんにたまごかけご飯を頻繁にたべるのですが,実はどうも味がぼんやりして分かりにくいような気がするんです。
朝はどなたもそうなんですか?
以前はもう少し味覚がシャキッとしていたような気がします。
ひょっとすると味覚が鈍感になっている?
亜鉛を食事でしっかり摂ってないからなんじゃないか?・・・と以前見たTV番組の情報が気になり始めました。
そういえば,単身生活でどうしても魚や貝などを買ってたべる機会は減っておりますので,亜鉛をたくさん含むという ”カキ” を時々たべてみることにしようと思ったわけです。
カキはいまが旬でおいしいですしね。
そんなときに限っていつも行くスーパーでは品切れでした。
あきらめて帰りかけたところ,なんと・・・。
◆冷凍食品の棚に冷凍したカキが売られているじゃありませんか。
それまで歩きながら
「生ガキを1パック買う?」=「きっと10粒以上入っている」=「その日に全部1人で平らげられる?」=「ちょっと多いよなぁ」=「冷凍する?」=「水気も凍ってガチガチになるぞきっと」=「また格闘かぁ?」=「あっ 売り切れ…」=「しかたないね。仕切りなおすか」
と思っていたところに,あらかじめひと粒ずつコロコロの冷凍になって売られているカキを見つけた喜びたるや。
そのうえ1粒がでけぇんです。
大粒のカキが11粒入りで税抜き680円でした。
さらにその日は全品5%offの日で税込み697円でした。
手間がかかっているのに大粒生ガキより少し安いくらいです。
この発見によって夏でも ”カキおこ” が楽しめるというもんです。
気をよくして豚こま切れ肉もトッピングすることにしました。
今回も完成形を先に。
右の器は ”追いサラダ” です。
写真のなかで炭水化物はお好み焼き粉50グラムのみというロカボです。
(写真左のリキュール(発泡性)を除く)
さて材料です。
◆お好み焼き粉=50グラム
この調子だと近いうちにさらに数枚のお好み焼きを作ることになりそうですので,今回は使い切り袋ではなく
■日清 山いもたっぷりのお好み焼き粉 400ℊ
を買いました。
ここまで導かれるきっかけを与えてくれた日清製粉さんへの義理立ては社会人として外せませんとも。
1枚分の50グラムを計って使います。
これぐらい。
◆水=60㏄
これも使い切りのお好み焼き粉を使ったときと同じ分量です。
例の使い切り袋の裏面情報をもとにしています。
◆たまご=1個
◆カットキャベツ=160グラム
写真は1袋で80グラムです。島根県産でした。
◆冷凍カキ=11粒のうち2粒使いました。
貴重な残りはフリーザーバッグに入れて即座に冷凍庫です。
一粒がでけぇ…でしょ。
◆豚こま切れ肉=100グラム入りを買ってきました。
お好み焼きには豚肉が入っているほうがおいしいので欲張りました。
豚肉の脂身がお好み焼きの表面をカリッとさせてくれる効果もあります。
◆調味料=お好み焼き用のソースとマヨネーズを適量使いました。
あおのり,揚げ玉,紅ショウガなどは買っていません。
今後検討してみたいと思います。
器具
◆ボウル=どんぶり鉢くらいの大きさのプラスチック製のものです。
お好み焼きの生地を混ぜ合わせるのに使いました。
◆深めの器=カキを解凍するのに使いました。
◆包丁=セラミック製のものを使っています。
◆まな板=いつも使っているプラ製の小さいものです。
◆シリコーン調理スプーン 長さ約26㎝=いつも頼りにしています。
まぜる,すくう,生地を成型する,のに使いました。
◆菜箸=生地にカキを入れてからは潰さないように菜箸で混ぜました。
◆シリコーン製フライ返し=お好み焼きを裏返したり盛り付けたり。
作り方
◆ボウルに,お好み焼き粉50グラム,水60㏄,たまご1個を入れて混ぜる。
◆カキを解凍し,大きめのさいの目に切ってお好み焼きの生地に混ぜ込む。
電子レンジ600ワットで30秒程度加熱解凍しました。
ちょうど良い解凍具合でした。
貝柱の部分はまだ少し凍っていましたが,包丁で切ることのできる柔らかさになっていました。
1粒を適当に分割しました。全部で10カケほどあります。
◆ボウルにカットキャベツ160グラムを入れてザックリ混ぜる。
カキがつぶれないように,ざっくりと菜箸で生地に混ぜ込みました。
◆豚こま切れ肉をフライパンに広げてから中火よりも少し小さい火にかける。
100グラム入りを買ってきました。
豚肉の脂身でお好み焼きの表面をカリッとさせてくれる効果を狙って,フライパンに広げてそのうえに生地を置く戦術です。
火加減はこんな感じです。
◆生地をフライパンに入れて成形する。
豚肉のうえに生地をのせて四方に広げる感じです。
今回もエッジを気にして成形してみました。
◆フライ返しを使って焼け具合を偵察しながら,ころあいを見計らって裏返す。
フライパンをコンロに置いたままだとフライ返しが2本必要です。
以前に ”調理リスクの引き受け” について熱く語っておきながら,今回もフライ返し1本で直径約22センチ程度,厚み2センチ程度のお好み焼きをひっくり返しました。
動作を言葉にするとこんな感じ・・・
僕は右利きなので,左手でフライパンの取っ手をつかみ,右手でフライ返しを持ちながら,コンロの前で左半身に構えて立ち,足を肩幅くらいに開きます。
まずはフライパンをコンロから外して自分の正面に持ってきて,上下に広い空間を確保します。
次にフライ返しをググッと十分に差し入れてお好み焼きの重さを右手で感じながら,フライパンごと一旦少し上に跳ね上げ,直後にフライパンを下方にスッと下げると同時にフライ返しを持つ右手首をクルッと返して空中でお好み焼きをひっくり返し,フライパンでファサッと受け止めます。
フライ返しが2本なくてもお箸で代用できますので,調理のときの無駄なリスクは下げることも大事ですね。
◆裏面を焼く。
おもて面の焼け具合は万全でした。
裏面はほんの少し火を弱めて,時間をかけて中まで十分に火を通すことにしました。
カキも入っているので。
◆焼き上がりを皿に移す。
ソースとマヨネーズをかけて完成です。
もう一度完成形をご披露です。
カキが生地のキャベツのなかで蒸し焼き風になり,全体にカキの風味が広がって2粒でも十分楽しめるうえ,豚肉もカリッと仕上がり大満足でした。
今回の収穫は,なんといっても冷凍カキの存在を知ったことです。
ひょっとしてみなさんすでにご存じでしたか?
その便利さを知ってしまったことで今後の糧食補給計画に微妙な変化が生じる予感があります。
冷凍食品業界おそるべし。
スーパーの冷凍食品の棚にはあと1袋残っていました。
それをすぐ買うか手持ちの在庫がなくなるまで待つか,なくなった時点で補充がないと ”夏でもカキおこ作戦” が頓挫しますし・・・。
どうする・・・。じつに悩ましい。
追記:冷凍カキはネット通販で購入という手もありそうです。