ジタバタのかなた

いろいろジタバタしてみます  人間関係/投資/定量化

《愚見数則》11 知らないと大損する夏目漱石の処世訓

愚見数則の第11回です。

 

原文

馬鹿は百人ひゃくにんつても馬鹿なり、味方が大勢おおぜいなるゆえおのれの方が智慧ちえありと思ふは、了見りょうけんちがひなり、牛は牛れ、馬は馬連れと申す、味方の多きは、時としてその馬鹿なるを証明しつゝあることあり、此程片腹これほどかたはら痛きことなし。

 

勝手に現代文

馬鹿は百人集まっても馬鹿だ。味方が大勢いるから自分のほうに知恵があると思うのは考え違いだ。牛は牛伴れ,馬は馬連れと言って同類は自然に集まるものだ。味方が多いのは時としてそれが馬鹿の集まりであることの証明と同義のこともある。これほど皮肉で滑稽なことはない。

 

徒党を組むのが好きなタイプの人たちが嫌いなんですね。

バッサリと “馬鹿” よばわりです。

 

なんだよぉ,悪口言うんじゃないですか。

特定の個人をみだりに批評するのではなくて,一般化はしてあるということで…。

 

「牛は牛づれ、馬は馬づれと申す」・・・ジタバタするばかりで協力してくれる人が現れずに,思うようにいかないときに小声でつぶやいてました。

リズムが良いうえに,周囲に気づかれずに  ”上から目線”  にひたることができるので少し気が晴れます。