単身の作り置きレシピ 1 かぼちゃスープ編
単身生活で時間を食うのが自炊です。
いろいろ他にやりたいことがあっても,一日に数度は確実におなかがすきますし,すべてを外食でまかなうこともできません。
ついついスーパーのお惣菜で簡単に食事をすませてしまいがちですが,ときおり自分の好みのものを食べたい欲求がフツフツと湧いてまいります。
あまり凝ったものはできないものの,調理器具に助けられながら少しずつ ”冷凍ストック” などという,昔の僕からは想像もつかない離れ業ができるようになりました。
孤独も捨てたもんぢゃあない。人を育てるのですね。
今回はそのなかでも珠玉のヒット作(当社比)である
”かぼちゃスープ”
です。
温めても冷たいままでも,食欲があってもなくても,なにかと助けてくれる食材です。
夏場に冷たくして少しクリームをあしらったりすると,なんだか,もう,とてもよろこばしい気分になります。
全行程の所要時間は約1時間でした。
材料
◆かぼちゃ=バターナッツかぼちゃ1個を買ったので今回はこれを使用しました。
皮が緑色の一般的なかぼちゃなら握りこぶし3個くらいの大きさのもの1個
◆玉ねぎ=1個
◆水=400ccくらい
鍋に切った具材をすべて入れた状態でヒタヒタになるくらいの量です。
◆牛乳=200ccくらい
お好みで増減してください。
そのほか,今回は冷蔵庫に残っていたクリームチーズを大さじ1杯入れました。
粉チーズなども使い勝手がよいかもしれません。
そのこころは ”コク” であります。
舌の奥のほうの両サイド付近に訴えかけるような味が目標です。
器具
◆鍋=3リットル程度の深鍋を使用しました。
◆皮むき器=”ピーラー” というのだそうです。僕は大きめのものを使っています。
◆包丁=セラミック製のものを使っています。
◆まな板=プラ製のこじんまりしたものを使っています。
◆金属製スプーン=かぼちゃの種をこそぎとるのに使いました。
◆ハンドミキサー=先日どうしても欲しくてパナソニック製のを買いました。なくても具材が溶ける程度まで煮込んで丹念にヘラなどでつぶせば,それはそれでいい感じの舌触りになります。
◆ジップロックコンテナ=冷凍ストックのために今回は480ml容器2個入りを購入しましたが,さらに小分けしたい場合はレンジ加熱可能な容器がさまざま売られています。
◆シリコン製のヘラ=あらゆるものをこそぎ取るのにとても便利です。僕はスプーン状になったものを愛用しています。
作り方
・・・と書いてはみたものの,あまりにもシンプルなので気が引けます。
◆かぼちゃはピーラーで,玉ねぎは手で皮をむく。
ピーラーで硬いかぼちゃの皮をむくには,皮をむく方向の線に対して少し角度をつけて刃が斜めに当たるようにしたほうが好都合でした。
◆かぼちゃを包丁で割ってスプーンで種をとる。
かぼちゃを半分に割るときにセラミック製の包丁を使用する場合は,まっすぐに切るようにしてください。こじる力をかけると刃が簡単に欠けてしまいます。
こそいだ後のかぼちゃのわたの部分の処理です。
賛否あるようですが,僕は生ごみの冷凍仮保管許容派です。
◆かぼちゃとたまねぎを包丁でざく切りにする。
◆全部鍋にダーン。水とブイヨンをバーン。
中火(鍋底に火の先端がようやく当たる程度の火力)でドーン。
◆具材がクタクタに柔らかくなったら火を止める。
◆ハンドミキサーでかぼちゃと玉ねぎがペースト状になるまでつぶし,牛乳を入れながら粘度を調節する。
◆つぶす際にお好みでチーズを混ぜ入れる。
◆ブイヨンの味で足りない場合は塩をパラパラ。
あとはこれから食べる分と冷凍ストック分にわけて,冷凍するものは常温になるのを待って冷凍庫へ入れます。
写真の左上の鍋の中に突っ込んであるのが,シリコン製のヘラです。
その日に食べてみたところ,粘度が高かったのでさらに牛乳を混ぜて温めました。
プロは裏ごししてなめらかにするようですが,僕はこれで十分満足でした。
舌の奥の方の両サイドにも十分訴えかけてる味です。
とはいえ,あくまで個人の感想にもとづきまするゆえ。 m(_ _)m